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全ての道はつながる一本の道

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最近無駄に長文病にかかっております。
登場人物絡んでもない文頭を、細々と書いてしまってどうしようもありません。
文章を書くことを楽しんでるだけで
中身ないっす~~。
出会い編なのですが。
まじで長い!!!!!

ぴるぎょで書いてますが、まだ名前も出てきてないし。
脳内変換可能ですよ~~
って、どうなるんだこれ?

興味ない方はスルーしてくださいませ。
【傘と天気予報】

雪が降るとは思えない薄曇りの空を見上げて。
今日は降ってほしくないと漠然と思った。
目覚めてすぐにつけるテレビのニュースが、午後の降雪確率は80%だと知らせている。
傘を持っているだけで、降雪確率があと5%は上昇してしまうような気がして
一度手に取った水色の傘を元に戻し、部屋を出た。

いつもと同じ道を通り、同じ時刻の電車を載り継いで
昨日とはほんの少しだけ違ったスケジュールで仕事をこなす。
違ったこと・・・。
昨日はイタリアンだったランチが、今日はテイクアウトのホットドックだった事と
午後に研修が入った事だけだったが。
トマトソースと溶けたチーズのかかったホットドックは、
チーズの端がカリカリと香ばしく仕上がっていて、あたしを幸せな気持ちにさせてくれたし。
研修は眠気との戦いだったけれど、違った環境で違ったことをするのもたまにはいいと思えた。

約束も予定も無いけれど、今日はゆっくりと一人の時間を楽しみたい。

会社を出ると、空は暗く、雲は雪を孕んで重たく低い所に留まっていて
今にも降り出しそうだったけれど『降っても雪だ・・・』と先を急ぐ。

携帯には何通もメールが届いているが確認する気になれない。
形式的な【お誕生日おめでとう】という内容なのだろう、見なくても分かる。
ひとりで誕生日を過ごすなんて、今までのあたしなら考えられないことだ。
好きな人が居ればその人と、そうでなくとも気のおけない女友達と楽しく食事に行き
美味しいシャンパンとケーキで祝ってもらっていただろう。

友人からの誘いはあっても、今年は何故か行く気になれず。
片っ端から断っていたので「最近、彼ができたの?」と聞かれ
そんな兆しなど、まったくないから、その言葉に噴出してしまうのを見て。
「~なはずなさそうね」
と呆れられる。
その言葉に頷きながら、しばらくはひとりでいいと思った。

駅の改札を出ると、雪ではなく雨が降っている。
急に降りだしたせいで、雨水が行き場を見つけられずに路上に溢れていて
大きな水溜りになっていた。
「雪ならまだましなのにな」
降雪確率80%を侮ってはいけなかった、止みそうも無い雨脚に
濡れるのを覚悟して、走り出そうとしたその時。

気がついてしまった。

背の高い男の人が赤い傘を持ち、向かい合っている彼女に差し掛けている。
彼女を濡らすまいとして、自分の肩も頭も傘に収まっていないから
雨が髪を伝って流れ落ちてる。
彼女を見つめる優しい視線とその繊細な横顔に思わず息を飲んだ。
視線は優しく暖かいのに、固い表情からは何の感情も読み取れない。
しかし、彼が存在するという事実が一瞬にしてあたしを飲み込んでしまった。

彼女は首を時折首を振る、激しく言葉を投げつけているのだろう。
声は雨にかき消されて聞こえないけれど。
表情と彼の腕を掴み揺さぶる仕草から、ただならないものを感じた。
見てはいけない、そうは思うのだけれど。
視線が外せなくて、走り出そうにも、その一歩が踏み出せなくなっていた。

彼女の手が彼の頬を打つ、彼を見つめる強い視線とは裏腹に
泣いているのだろう、雨か涙かは分からないけれど。
肩が震えていて、その場に崩れ落ちそうな不安定さでやっと立っているように見えた。
彼が手を差し出し彼女を支えようとしたが。
彼女はその手を撥ね付ける、その拍子に彼の持っていた傘が道路に落ちた。
彼は即座に拾い上げ彼女に差し掛けたが、彼女はその手を押し退け
いらないとでも言うように傘を取り上げると再び路上に放つ。
赤い傘がヒラヒラと水溜りへと落ちる。
彼がそれを拾おうをするのを彼女は強引に制止しようと、再び右手を振り上げる
が、二度目の挑戦は失敗に終わった。
彼がその手を受け止め、その腕に彼女を抱き寄せたからだ。

『喧嘩終了』

そう思った。
早く家に帰ろう。
視界に入ってくる二人を見ないように、あたしは歩き出す。

「もう終わり、これで最後だから」
彼女の声が初めて聞こえた。
大声で言葉を投げつけて、彼の腕を振り解いて雨の中へと駆け出して行く。
彼は、きっと追いかけるだろう、そう思っていた。
二人が視界から消えることを望んでいたのに。
彼はその場を動こうとはぜずに、ゆっくりと足元に落ちていた傘を拾う。
拾った傘を差しもせず、閉じようともせずに、思い出したように重たい空を見上げて
諦めたように微笑んだ。
けだるいその笑顔でもあたしの心に響いてきて。
あたしはその場を動けない。

彼は彼女を諦めてしまったのだろうか?

口元に微笑を微かにのこしたままで、彼は彼女の走り去った方向とは反対方向
駅に向かって歩いてくる。
こっちに向かってくるのが分かって。
慌てたあたしは逃げるように走り出していた。
進行方向に居る彼には気づかない振りをして行き過ぎよう。

息を止めて、すれ違ったその瞬間、
赤い傘が目の前に差し向けられた。往く手を阻まれて、思わず足が止まる。

「これ、使って」
彼はなにも無かったかのように、柔らかい笑顔であたし傘を差し出す。
「・・・。」
「赤い傘だし、俺は、ほらすぐ駅だから、君の方がこれを必要としてくれてるよね」
「・・・。」
「濡れちゃうでしょ」
と無理やりあたしの手に傘を持たせる。
なぜ、笑っていられるんだろう。
彼女を追いかけようともしない彼に、一言いいたくなってくる。
「追いかけないの?」
「・・・えっ?」
「そんな気なかったんだけど、見ちゃった。彼女と喧嘩してたでしょ?」
「・・・。」
「どうして追いかけないの?」
「・・・。お互いもう終わりだって分かってる。だから・・・。」
「頭で理解してるだけじゃない?想いも割り切れてるとは思えないよ。もし後悔しそうなら追いかけたほうが・・・。」
初対面なのに、言わなきゃいけない気がして、思ったことを素直に言ってしまった。
「おせっかいなんだね。」
と苦しそうに眉を寄せる彼。
「ごめんなさい」
言わなければ良かった、心がジリジリとしてくる。

赤い傘を「ありがとう」と受け取ると。
とても嬉しそうに彼は笑って「じゃあ」と手を振る。
その笑顔とは裏腹に、瞳は重くかげって見えて・・・。

「今日誕生日なんだ。一緒にお祝いしてくれる?」
彼を一人にしておけない。
そう思ったら
思わず口走っている自分がいた。
『何言ってるんだろう・・・あたし。』
冷静になれなくて、気持ちの整理がつかない。
片手で持っていた傘の柄を両手で握り締め、彼を見上げると。
とても不思議そうにあたしを覗き込んでいて。
恥ずかしさで頬が熱い。
「っあ、迷惑だった・・・よね」
その場から消えてしまいたい。
「傘、ありがと」
と取って置きの笑顔をつくってお礼を言う。
変なヤツだと思われていたとしても、彼にはもう二度と会うことはないだろうから。
くよくよするのは止めにしようと、ただ前だけを見て歩き出した。

強く握り締めていた傘がふいに奪われて、
すぐ隣に彼がいて、彼が傘を取り上げてしまった事に気がついて、
彼が心からあたしに笑いかけているのが分かった。
雨は少し小降りになって、それでも傘は二人で入るには小さすぎて、
時折肩がぶつかって、「ごめん」とお互いに言い合うよそよそしさが心地よくて、
暖かい気持ちになった。

家に着いたら、ミルクティをご馳走しよう。
お砂糖じゃなくてたっぷりはちみつを落としたあたし特製ミルクティを
きっとおいしいと喜んでくれるはずだから。





ココではこれで完結することにしました。
続きは別の所で公開するかもしれませんが。
今は未定です。
すみません
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なぜか今回の登場人物がえりくに脳内変換されてしまった(爆)

みあちゃんのストーリー、なんでこれはこうなの?って聞いてみたい部分が
いっぱいあるな。
(別に教えてくれなくてもいいのだけど・・・)
それを想像するのが楽しいっす。
例えば、メニューの中身とか傘の色とか・・・
続き待ってます・・・
でもいきなりお家なのね。どうなるの~~?

2007.03.07 07:15 URL | ひっち #- [ 編集 ]

なぜにえりく~。
不敵な笑みは浮かべてはいないはずなんだけど・・・。
メニューの中身とか傘の色とか。
読んでたらでたらなんで?って思うのか。
メニューは思い付きです、食べることが好きだから具体的に書くと
登場人物に親近感が湧くというか
美味しい描写をしたくて仕方なくなるんだよね
書いてるとイメージが広がるので色や匂いも感じたまま書いてます。
雨の叩きつける路上に落ちている傘・・・。
ってもう赤しか思いつかなくて。
勝手な想像なのです。
色設定無くてもいいのにね~
後からつながってくる描写もあるけど
下書きとかしないのでどうなるかはあたしも分からないんだなぁw

2007.03.07 10:12 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]

ついにきちゃいましたか、ぴるぎょモノ。
続きが激しく気になりますよ。
なんか読んでてすごぉく切なくなってきたよ。
ぴるぎょ、しあわせになって~

2007.03.07 12:10 URL | #9enIUaYc [ 編集 ]

みっふぃー
まだまだ切ない状態は続きます。
ごめんよぴるぴる~。
続きはまた・・・。どこかで・・・。
だって~パスでもかけなきゃヤバくなりそうなんで。
自粛しようと思い立ってしまったのです。
個人的に、ぼちぼちがんばりますので
お待ちください♪

2007.03.07 21:22 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]

なんだろうね~。
みあちゃんの作品ってホントに胸に響くわ~(≧▽≦)

ありがとう~☆

2007.03.09 09:42 URL | はなぺー #- [ 編集 ]

はなぺー
いつも遊びに来てくれてありがとね~
ヴァネネタ落ちてないのに
覗きに来てくれて、コメまでしてくれる
あなたは神様です。

それに褒めてられたぁぁぁ
褒めると伸びる子なのでもっとがんばれそうな気になってきました!

ほんとありがちょん

2007.03.11 03:58 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]













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