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全ての道はつながる一本の道

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書くなと言われたのですが・・・。書いてしまった。
禁止されていたので画像は作らなかったよ偉い?
ラブラブだからさw許してくれるよね。
ねっねっねっね~♪
やばいかな?怒られる??
わかる人だけに、ごめんなさいと先に謝っておきます。


約束の時間はとうに過ぎていて、彼からは「遅れるごめん」のメールも来ない。
屋台に群がっていた人だかりは、花火大会開始時間に合わせて浜辺に移動しているようで
道端にまで溢れていた人影も、もうまばらになっていた。
一緒に何か食べたいと思っていたから、お昼から何も口にしていないのに気づく。
コレだけ待って来ないんなら・・・と考えると、現金なあたしのお腹はクゥクゥと鳴り出し。
来てくれないせつなさよりお腹が減っている状態に耐えられなくなって
一番近いたこやき屋の屋台に駆け込み、一舟注文した自分に少し驚いた。
慌ててがっついたらあまりに熱くてわたわたしてしまう。
周りから見れば変な人に見えるはずだけど、全然気にならないよ。
あたしが気になるのはあなたにどう見られてるかだけだもの。
待ち人来たらず、電話もくれないのね。逢いたい時に逢えない彼氏って?
他人なら忙しいんだなって諦めようとする、
だけど相手が彼氏だと後5分、もう5分と待ってしまう。
今日のデートは彼の申し出だし、頑張って浴衣を着てきたんだもの。
携帯に連絡を入れればいいのだけど、そうしたらなんだか負けな気がして
待ち合わせ場所でぐずぐずしてしまう。
30分待っても来なかったら帰ろうと思っていたのに既に45分も待ってる。
そろそろ花火が打ち上げられる時間だから、せっかくだし見て帰ろうっと。
なぜだか落ち着いた気持ちで、浜辺に向かって歩き始めた。
『おかしいなどうしてイライラしたり怒ったりしないんだろう』
なんとなく分かってた、想われてる実感が遠く昔に消えてしまっていて。
今日誘われたのも夢かもしれないって思ってるから。

履き慣れない下駄が少し擦れて痛いけど
カランコロンと軽やかな音が心を少し軽くしてくれる。
今日は飛切りおめかししたから逢えないのは残念だけど。
見られないヴァネスの方がもっと残念なんだから。
と思いついて「ふふふっ」と声を出して笑ってしまった。
こんな事思わなくても、もういいのにね。
来ない人を待つのは止めよう。
切ない気持ちよりもお腹が減ったことに気が付いたあたしだもん。

きっとすぐに忘れられる。

大きな破裂音と共に花火、一瞬の煌きはとても激しく夜空に大きな華を咲かせる。
けれど永遠じゃない。儚く消えてしまうからその輝きに魅せられる。
そんな恋だったのかな?
今のあたしはやっぱりだめだ、全てをあなたとの事に結び付けてしまう。
大丈夫なんかじゃなかったんだ、自分の気持ちに鈍感になろうとしただけ。
急に胸がつかえて来て涙が溢れそうになるから。
花火を最後まで見ることは諦めて。一人来た道をひとりで戻る。
擦れた足がとても痛むけど、心のほうがもっと痛い。
早くこの場所から駆け出して、一人でただ泣いていたい。
駅はまだ先、公園のベンチが目の前に見えた。
こんなところで立ち止りたくないけど、足はもう限界。

ベンチに腰を下ろし慌てて下駄を脱ぐ。
鼻緒の当たるところが擦れて赤くなってる。
「バンソウコもってくればよかった」とため息混じりにつぶやくと
「ヴァンソウコってなに?」
とすぐ側からする声に心臓が跳ね上がった。
彼は足元に屈むとあたしの足を大きな両手ですっぽりと包んで
「イタイノ?」って上目遣いで聞いてくる。
「・・・。」
「ごめん怒ってるよね、俺から誘ったのに」
返事をしたくても驚いて声が出ないからコクっと首を振って見せた。
「仕事が押して、携帯に連絡したのにつながらなかったから」
「えっ?」
慌てて携帯を見てみると電源が落ちてて。
どうして早く確認しなかったんだろうと涙が出てくる。
いろんな事考えすぎてもう疲れたよ。
「泣かないで」って優しい声、その声で余計に悲しくなる。
自分の感情をコントロールできなくて。
「あたしもう帰らなきゃ」
と下駄を履きなおして、立ち上がった。

「そのままで、すこし待って。よく見せて」
ヴァネスの前で浴衣を着たのは初めてだった。
紺地にピンクの撫子の柄は少し子供っぽいかもしれないけど色合いが好きなの
そして黄色とオレンジの帯・・・自分でも気に入ってる。
「ここじゃ暗くてよく見えないから」
と彼はいきなりあたしを抱き上げるから。
恥ずかしくて彼の胸に顔をうずめて
「降ろして」としか言えない。
「だめ~。足も痛いんでしょ?それに俺がこうしてたいんだ」って
Tシャツに顔を押し付けてると彼の匂いがする。
とても落ち着いて来て、今まで離れていたのに、その距離が一瞬で縮む錯覚を起こす。
「ほらもう大丈夫だろ?」
って何が大丈夫なのか聞きたいけれど、怖くて聞けないのはあたしが臆病だからだね。
どんな顔してそんな事言ってるのか知りたくて顔を上げたら。
いつも以上に幸せそうに笑ってるから、あたしも嬉しくなって
『降ろして』って言ってたのに、ヴァネスの首に腕を回してギュッと抱きしめてしまった。
「どうしたの?」って楽しそうに尋ねてくるけど。
答えるわけ無いよ、愛しくてしかたないからっていうのはあたしだけの秘密だから。
「俺もみかをギュッてしたいんだけど、この体勢じゃ無理だから、キスしていい?」
って聞いてくる。恥ずかしいから、聞こえないふりしちゃうのはズルいのかな?
ヴァネスはあたしのことわかってるから返事は期待してないんだよね。
だって答えを待たずに近づいてくる気配がするんだもの、
長く伸びた前髪がサラサラ顔にかかってくすぐったいし反撃したくなった。
先回りして頬にくちづけて耳元で
「おうちに帰るまで我慢して」
ってお願いしてみる。珍しいあたしの行動にびっくりしたみたいだけど、優しく笑って
「う~ん、みかのお願いだからなぁ」
とやんちゃな顔をして、そして
「我慢し過ぎて、どうなっちゃうかわかんないけど、いい?」
って!
「それって脅してるの?」
「さぁ~」
その甘え上手なところも、無邪気でそれでいて繊細なやさしさを持っている所も好き。
「わたしもわかんないから!」
と勢いだけで言ってみる。
『ほんとなの??』って表情で様子伺ってくるけど
今日のあたしは手強いんだからとやさしく微笑んでみせる。

今はあなたの体温を感じていられるだけでいいの。
胸に耳をあてて心臓の音を聞いているだけで幸せになれる。

もう花火は終わってしまったけれど、夜空には落ちてくるほどの星が見える。
次はちゃんと初めから見られますように。

一緒に、この夏の花火を・・・。

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あはー…やっちまったんだ(笑)

なんだかみあちゃんが書くと可愛いね。

前半はほんのり寂しかったけど、最後は幸せだったし。

花火かあ、まさに今が旬だもんね。イイ物読ませて頂きました(ペコリ)

2006.07.23 22:25 URL | ◎か #kBRnyTsg [ 編集 ]

やっちまった
っていうか、書くなと言われたら
書かずにはいられない天邪鬼の俺のこと分かってない??
コンサ明けだったしヴァネ物書きたくて仕方ないのも手伝って
一気に書いちゃったのだ。可愛いかどうかは別にして
やっぱりお祝いはしたかったから。
気持ち伝わったらいいなぁ~ってw
でも、よかったよ怒られなくて、あは♪

2006.07.23 23:11 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]

わっははははは
書いちゃったのね
途中まで名前なしかと思ったら
ちゃんと書いてる(爆笑)

いいわ
みあちゃんって本当いいキャラしてるわ
(大爆笑)

2006.07.23 23:40 URL | emi #- [ 編集 ]

emiちゃん
あはははっ♪二箇所だけね名前でちゃったw
だってさ~あたしに書くなってのがまず無理な相談でしょ?
しかも○○さんのだし♪
今書かねばいつかくんじゃ~って勢いで
散々釘さされたんだけどねヴァネコン中に
でも爆走しちゃいました。
怒られなかったからいいかなぁ~なんて
ほんとあたしが先生だったら自分みたいな生徒持ちたくないNO1だけど
うぷぷぷぷ
ほら一応社会人だからいいかな?

2006.07.23 23:49 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]

うん好きです。初手の切ない感じ。
登場してからのヴァネ度が輝くというか。
動きと台詞がね・・・もうね。語りきれませン。
前髪サラサラ良いわぁ。
ToBeContinueで是非ッッ。

2006.07.25 23:31 URL | てお #PEnjV7Uo [ 編集 ]

ておちゃん~。
繰り返し読みに来てくれてるのねw
何回読み返しても内容変わらないからね~。
ToBeContinue??

この話って続くの?
ておちゃんが続き書いてくれるの?
うふふふふっ
楽しみにしているわんw

2006.07.26 02:22 URL | みあ #nDH/2Tt. [ 編集 ]













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