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全ての道はつながる一本の道

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この季節、雨が降っても気温は下がらない。
降り出した雨は、容赦なく俺を濡らしてゆく。
寒くは無い、埋まらない空洞が心のなかで疼いているだけ。
傘を持ち合わせる余裕も、雨を避けるという行動も思いつかず。
壁にもたれたまま俯いて、雨が地面に叩きつけられているのをじっと眺めていた。
シャツを通り越し、肌をも濡らす雫が、頬を肩をと流れ落ちる。
拭う気も起こらない。
目に入ってくる雨水が視界を曇らせる。
本当に雨なのか?何故だか涙が溢れてくるのを感じる。
雨が今の気持ちを代弁してくれているのだろうか?
涙を隠してくれる雨なら、この涙の理由も知っているのだろう

お誕生日おめでとw

きっかけは小さな事。
お互い忙しいのだから、連絡してもすぐに話ができるわけも無く。
海を越えて逢いに行く事もできない。
時間枠さえも違う環境・・・。
その日、たまたま架けた君の携帯に男が出たそれだけのこと。
「今、あきえは席外してるんで」
と親しそうに呼び捨てにして「伝言なら伝えときますけど」と言う。
予測していなかった事態に慌てて電話を切ってしまった。
後で、何か聞けばよかったと思っても、既に遅くどうにもならない。
『直接彼女に聞けばいい』
そう思ってダイヤルするのだけれどつながる前に受話器を置いてしまう。
いつの間にこんな弱い自分になったのか。
距離があればあるほど、それは二人の試練であって。
乗り越えられないものじゃないと・・・。
お互いが唯一の存在だとそう信じていたし、だからこそ離れていても
気持ちは同じだった、同じだと思っていた。
彼女を疑っているんじゃない、ただ自分が情けないちっぽけな存在に思えて。
話してしまうと、弱い自分が止められずに君を傷つけてしまいそうで、怖いんだ。

あれから何度かあきえから電話があった、すぐに取れないのは当たり前だから
留守電にメッセージを残してくれている、いつもと変わらない声、転がるような響き。
くったくのない彼女の声が「ハァ~イ、ヴァネス」と俺の名を呼ぶのが好きだ。
架け直すのに少し躊躇したけれど、それでも声が聞きたくて携帯を鳴らした。
規則正しく繰り返されるコール音を聞くと男が出た時の事を思い出してしまう。
それについて聞く気はない、強がりなのかそれが俺のプライドを支えているものなのか。
はっきりしないけれど、聞き出してしまうと歯止めがかからないのがわかっていたし。
彼女と話したら失った何かを取り戻せると思っていたから。
「もしもしヴァネス?」
どこにいるんだろう、とても騒がしくて声が聞き取れないほどだ。
「今ね会社の人とご飯食べてるところなの。お仕事、今終わったの?」
「そう終わったところ、後ろ騒がしいな」
「えっ??ごめん聞こえない、何?」
雑音とともに「料理が来たぞ」と男の声が聞こえる、あいつの声だ
一瞬のうちに感情という感情が凍りつく。
「もしもし?ヴァネス?なぁに?聞こえてる?どうかしたの?」
嬉しそうな彼女の声を聞いても、なんの反応も示せない。
「ぁあ、タイミング悪かったみたいだな、また架けるよ」
と逃げるように、会話を切り携帯を放り出した。
あの男と一緒にいるのか?
会社の人って言ってたけど、会社の人間が名前を呼び捨てにするものなのか?
眠る気にもなれず、ベットに丸まったまま答えの出ない質問を繰り返す。
その後、何度かあった彼女からの電話もその夜は取ることができなかった。

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みあっち~~~~~e-266

なんちゅー、素敵な誕生祝をッ!!!
ありがとうーーーーーーッッッv-23

私は幸せ者だわv-10

2006.06.23 17:51 URL | あきえ #J8TxtOA. [ 編集 ]













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